Zirconia ジルコニア
ジルコニアとは?
ジルコニアセラミッククラウンは、メタルボンドの内面の金属の代わりに、ジルコニアを使用したものです。
金属を一切使用しないため、金属による歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が無く、強度も強いので、奥歯やブリッジに使用することも可能です。
また、透過性が低い性質上、土台(支台歯)の変色や、金属(コア)の色が透けるのを防ぐ「マスキング効果」が優れているため、明るく審美的に仕上げることができます。
しかし、治療費が高いなどのデメリットがあります。
ジルコニアのメリットとデメリット
ジルコニアセラミッククラウンのメリット
明度が高く、白く明るい歯の表現性が良い
マスキング効果に優れているため、土台の金属が透けて見えない。
ジルコニアは割れにくく、ほとんどの部位に使用できる。
ロングスパンのブリッヂにも対応が可能
金属を一切使用しないので、歯ぐきの変色がしにくく、金属アレルギーなどの心配もない。
仮止めで様子を見ることができる
(オールセラミッククラウンには一部、仮止めができないものもある)
ジルコニアセラミッククラウンのデメリット
明度が高く、白く明るい歯の表現性が良い
マスキング効果に優れているため、土台の金属が透けて見えない。
ジルコニアは割れにくく、ほとんどの部位に使用できる。
ロングスパンのブリッヂにも対応が可能
金属を一切使用しないので、歯ぐきの変色がしにくく、金属アレルギーなどの心配もない。
仮止めで様子を見ることができる
(オールセラミッククラウンには一部、仮止めができないものもある)
材質
ジルコニアは主にコーピング、クラウン、ブリッジ及びインプランとのアバットメントに使用されるセラミック素材です。
生体親和性に優れ、均一性を保持しているため局所的な腐食が発生しません。
鋳造物に代わる安全性、信頼性の高い材料でインプラントの上部構造にも使用できます。
現在、歯科用ジルコニアは主にジルコニウム(ZrO2)をベースに微量(5%前後)の酸化イットリウム(Y2O3)を加えて半安定化させたものです。
この材料の超微粒子構造化学組成(0.3~0.5μm)により、優れた曲げ強度(1100~1200MPa)と破壊靱性(6-9MPa√m)をもたらします。
これらの材料性は高い強度と安定性が求められる症例に適する事を示しています。
高密度焼成のノーベルプロセラジルコニアのSEM断面20,000倍の拡大画像 高密度焼成のノーベルプロセラジルコニアのSEM断面20,000倍の拡大画像
機材・技術
機材
業界をリードするコノスコピック・ホログラフィ
三角測量法など他のオプティカルスキャニング形式に比べたときのコノスコピック・ホログラフィの優位点として挙げられるのは、「共直線性」です。
照射と反射のビームがスキャン対象物に対し同一の直線経路で往復する性質を持つため(右図を参照)印象によく見られる急な角度や深い凹部の測定も可能になります。
利点
コノスコピック・ホログラフィで各測定点から得られる膨大な情報量により、スキャン精度が格段に向上し、スキャニング時間の短縮が可能です。

共直線スキャニングにより、急峻な角度(最大85°)を測定できます。
(三角測量法におけるスキャナーの性能限界は40°~60°)。
この方法により様々な材料のスキャンが可能となります(光沢の強い金属、透過性のあるワックス/アクリル製の材料は除く)。
コノスコピック・ホログラフィーの基本原理
症例( Before & After )
症例
症例